注文住宅を建てる時は値引き交渉をしてみましょう
注文住宅のような高い買い物では値引き交渉が可能なことがあります。競合がある場合を除き、買主が働きかけなければコストダウンは図れません。値引き交渉には適切なタイミングやうまくいく方法があり、それを理解することが大切です。値引きの額はハウスメーカーによって異なり、また、売れない時期や決済時期など時期によっても異なるのです。買主が仕掛ける値引き交渉は契約前やオプションの追加時期など、適切なところで行うことが大切となります。
ハウスメーカーが値引き交渉に応じてくれるかどうかは、その時の経済状況や競合の有無などの条件があります。住宅が売れない時期はコストダウンのチャンスと言えるので、積極的な交渉をする意味があるのです。それ以外の場合でも、担当者が契約前の時や決済時期などで値引き交渉に有利なタイミングがあります。それらの時期を知ることにより、交渉を有利に運ぶことが可能となるのです。タイミングを外した値引き交渉では求める結果が得られないでしょう。
注文住宅では見積もりができた時やオプションを選ぶ時期などが値引き交渉のタイミングと言えます。何もない時期に値引きだけ要求しても、思うような結果は得られません。注文住宅は一社を指定して依頼した場合は交渉が難しいのが一般的ですが、競合をつくった場合は交渉がしやすくなるのです。依頼するハウスメーカーが決まらない場合は価格面での交渉もしてみるタイミングと言えます。
見積もりができた段階での値引き交渉は仕様の変更やオプションの選択などを材料として進められることがあります。注文住宅の価格は大きさと仕様により決まるので、仕様を落とすことにより価格は下がります。そのタイミングで値引きを要求することは交渉を有利に運ぶコツと言えるでしょう。仕様の変更では構造材料などの強さに影響する部分の変更は避け、仕上げ材などの表面的な部分を変更することで、全体への影響を最小限にすることが可能です。
注文住宅のコストは面積の増加に比例して高くなるので、必要のない面積の増加は極力避けることが必要です。仕様は屋根材などの耐久性が必要な部分にはお金をかけ、内部の仕上げや設備機器は予算により調整することが求められます。屋根材のように耐久性が必要な部分にお金をかけない場合は、葺き替え期間の短縮などの形でメンテナンスの費用が増えることにつながるのです。注文住宅ではどこにお金をかけるかの戦略が必要となります。